川内[市](読み)せんだい

百科事典マイペディアの解説

川内[市]【せんだい】

鹿児島県西部,川内川下流の川内平野を占める旧市。1940年市制。北薩摩の中心として古くから開け,薩摩国分寺が置かれた。中心市街は川内川に臨み,九州新幹線,鹿児島本線,肥薩おれんじ鉄道,国道3号線が通じる。サツマイモ,タバコのほかラッキョウなどの野菜栽培,乳牛飼育を営む農業都市であったが,港湾整備後製紙工場などが立地し臨海工業地の造成が進み,原子力発電所も立地する。近年はIC関連工場が進出するなど内陸部での工業開発も行われる。薩摩国分寺塔跡(史跡)があり,川内川河口付近の砂丘は景勝地。2004年10月薩摩郡樋脇町,入来町,東郷町,祁答院町,里村,上甑村,下甑村,鹿島村と合併し市制,薩摩川内市となる。265.44km2。7万3067人(2003)。

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世界大百科事典 第2版の解説

せんだい【川内[市]】

鹿児島県北西部の市。1940年市制。人口7万3138(1995)。川内川下流域を占め,西は東シナ海に面する。県内第3位の人口をもつ北薩(県北西部)の中心都市である。古くは千台と記されたが,1720年(享保5)藩主島津吉貴の命により,川内と改められた。大宝年間(701‐704)薩摩国府が置かれ,のちに国分寺も造られた。中世には川内川河口の京泊(きようどまり),久見崎(ぐみざき),船間島(ふなまじま)の3港が中国貿易などで栄え,京泊は江戸時代,京・大坂方面への乗船地でもあった。

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