醇化(読み)ジュンカ

デジタル大辞泉 「醇化」の意味・読み・例文・類語

じゅん‐か〔‐クワ〕【×醇化】

[名](スル)
手厚く教え導くこと。「大衆醇化する」
不純な部分を捨てて、純粋にすること。純化
「真と人と合して―一致せる時」〈漱石三四郎
[類語]感化教化徳化文教助言教示訓示アドバイスコンサルティングカウンセリング指導導き教え手引き指南教授教育訓育教導補導ほどう善導誘掖ゆうえき鞭撻べんたつ手ほどき教習コーチ伝授する講義する講ずる仕込むたたき込む育てる導く仕付ける教鞭を執る薫育教学育英教えるガイダンス手を取る示教指教徳育知育体育矯正薫陶入れ知恵洗脳啓発啓蒙

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精選版 日本国語大辞典 「醇化」の意味・読み・例文・類語

じゅん‐か‥クヮ【醇化・淳化】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 手厚く教え感化すること。また、邪念を去ること。
    1. [初出の実例]「淳化同姫旦、聖道亜仲尼」(出典本朝続文粋(1142‐55頃)一・参安楽寺詩〈大江匡房〉)
  3. 自然に発育すること。また、その発育。〔史記‐五帝本紀〕
  4. 雑駁(ざっぱく)なものを取捨選択して整理し、不純なものを除去すること。また、対象物から必要なものをとり出し、その本性を発揮させること。純化。
    1. [初出の実例]「真と人と合して醇化(ジュンクヮ)一致せる時」(出典:三四郎(1908)〈夏目漱石〉三)

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普及版 字通 「醇化」の読み・字形・画数・意味

【醇化】じゆんか(くわ)

てあつく教化する。〔冠子、泰鴻〕天なるの根ざすなり。四時を醇し、無形に陶(たうせん)し、未鏤(こくる)する~なり。

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