徳育(読み)トクイク

デジタル大辞泉 「徳育」の意味・読み・例文・類語

とく‐いく【徳育】

道徳心のある、情操豊かな人間性を養うための教育知育体育に対する。
[類語]助言教示訓示アドバイスコンサルティングカウンセリング指導導き教え手引き指南教授教育訓育教導補導ほどう善導誘掖ゆうえき鞭撻べんたつ手ほどき教習コーチ伝授する講義する講ずる仕込むたたき込む育てる導く仕付ける教鞭を執る薫育教化教学文教育英教えるガイダンス手を取る示教指教知育体育矯正薫陶入れ知恵洗脳感化徳化醇化啓発啓蒙

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精選版 日本国語大辞典 「徳育」の意味・読み・例文・類語

とく‐いく【徳育】

  1. 〘 名詞 〙 道徳心を高め、道徳的行為を促進するために行なう教育。知育、体育とならべていう。道徳教育。〔教育学(1882)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「徳育」の意味・わかりやすい解説

徳育
とくいく

人間の道徳的な心情や行為に関する特性を育てる教育を意味する。知育、体育、美育と並んで、教育の全体なかの一側面で、普通この側面だけを取り出して論じる場合には、道徳教育の概念が用いられる。

森川 直]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「徳育」の意味・わかりやすい解説

徳育
とくいく

道徳的修練を行う教育活動。知育,体育とともに教育の基本的な分野とされる。道徳教育と同義に用いられることもあるが,徳育の場合は,知識習得よりは実践的な性格形成に重点をおいた言い方といえる。

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世界大百科事典(旧版)内の徳育の言及

【教育勅語】より

…学制公布(1872)当初は文明開化に向け,個人の〈立身治産昌業〉のための知識・技術の習得が重視された。しかし自由民権運動の昂揚に危機を感じた政府はこれを直接弾圧するとともに,ふたたび自由民権思想が起こらぬよう学校教育の統制に乗り出し,1879年の〈教学聖旨〉で仁義忠孝を中核とした徳育を教育の根本にすえることの重要性を説いた。儒教主義の復活である。…

※「徳育」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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