デジタル大辞泉 「洗脳」の意味・読み・例文・類語
せん‐のう〔‐ナウ〕【洗脳】
1 共産主義社会における思想改造。中華人民共和国成立後の、旧体制の知識人などに対する強制的な思想改造を非難したbrainwashingに由来。
2 その人の主義や思想を根本的に改めさせること。「
[類語]助言・教示・訓示・アドバイス・コンサルティング・カウンセリング・指導・導き・教え・手引き・指南・教授・教育・訓育・教導・
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…彼らが旧社会から持ちこんできた習慣や思想を改造し,勤労者さらにはプロレタリアへ立場を移すよう,組織的な学習運動がおこなわれた。それは当時,中国外の反対者からは〈洗脳〉(強制学習)と非難されたが,実際には啓発を根本とし,学習・討論(批判,自己批判)と反封建闘争(土地改革など),反帝国主義闘争(抗米援朝)への参加・実践を結合する方式で進められ,知識人を中国共産党の周囲に団結させるうえで大きな成果をあげた。映画《武訓伝》批判,胡適思想批判など,新中国発足早々,くりかえしおこなわれた思想キャンペーンも,その一環であった。…
※「洗脳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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