デジタル大辞泉
「仕込む」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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し‐こ・む【仕込】
- ( 「し」はサ変動詞「する」の連用形 )
- [ 1 ] 〘 他動詞 マ行五(四) 〙
- ① 教えて身につけさせる。教え込む。しつける。
- [初出の実例]「跳らしてみんとすれど、もとよりしこまぬ芸なれば、少(すこし)もはたらかず」(出典:評判記・色道大鏡(1678)一五)
- 「一子文三に学問を仕込む」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一)
- ② 工夫して中に入れてつくる。内部に装置する。多く、刀身を杖の中にはめ込む場合に用いる。
- [初出の実例]「になひぼうにしこみたるくだんのあざ丸するりとぬいてさしかざし」(出典:浄瑠璃・出世景清(1685)一)
- ③ 商店などで、すぐ売りに出せるように品物を買い入れておく。仕入れる。また、飲食店などで、原料、材料などにあらかじめ手を加えととのえて、すぐ商品として使えるように準備する。物をあらかじめ配置したり、すぐ使えるように用意したりしておく意にもいう。
- [初出の実例]「さて仕込たる茶碗を風炉前へをろし」(出典:南方録(17C後)台子)
- 「こりゃはあやすいもんでござらあ。かういうことならまっとしこんでくればよかったあもし」(出典:滑稽本・続膝栗毛(1810‐22)一二)
- ④ 酒、みそ、しょうゆなどを醸造するために、原料を調合して、桶(おけ)などにつめこむ。
- [初出の実例]「甘酒 しこみしは三石一斗あまざけの買人はいつも富士の山ほど」(出典:合巻・金儲花盛場(1830)上)
- ⑤ 事にそなえて計画や準備をととのえる。
- (イ) 考えを練って手段をたてる。
- [初出の実例]「賤しき太鼓持にやつし、是迄仕込みし所に、謀(はかりごと)顕はれ」(出典:浮世草子・風流西海硯(1735)三)
- (ロ) 知識などを身につける。また、後のことにそなえ身につけておく。
- [初出の実例]「こは後に大関目の、妙趣向を出さんとて、数回前より、その事の、起本来歴をしこみ措(おく)也」(出典:読本・南総里見八犬伝(1814‐42)九)
- ⑥ 内側へはいり込む。侵入する。
- [初出の実例]「中井玄番が敵うち、同名勝彌なるぞ、新五右衛門出合(いであへ)と、寝間口まで仕込(シコミ)」(出典:浮世草子・男色大鑑(1687)二)
- [ 2 ] 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙
- ① まわりを取り囲んで構えつくる。垣などをまわりにめぐらす。
- [初出の実例]「人寄り来まじき家を作りて、かまどを三重にしこめて、たくらを入れ給ひつつ」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
- ② 外側を物でおおう。
- [初出の実例]「Xicometayumi(シコメタユミ)〈訳〉うるしを塗り、糸を捲いた弓」(出典:日葡辞書(1603‐04))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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