地に落ちる(読み)チニオチル

デジタル大辞泉 「地に落ちる」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「地に落ちる」の意味・読み・例文・類語

ち【地】 に 落(お)ちる

  1. 地上に落ちる。
    1. [初出の実例]「一には月地に堕ぬ」(出典:今昔物語集(1120頃か)一)
    2. 「飛ぶ鳥も地に落」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)四)
    3. [その他の文献]〔韓愈‐春雪詩〕
  2. この世の中に生まれ出る。〔陶潜雑詩
  3. 権威・名声など、さかんであったものが、おとろえすたれる。
    1. [初出の実例]「其占指掌、占道未地、猶在人者歟」(出典台記‐久安四年(1148)七月二九日)
    2. 「名誉も評判も、地に落ちて了った様な感がするのだ」(出典:魔風恋風(1903)〈小杉天外〉後)
    3. [その他の文献]〔論語‐子張〕

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