孤城落日(読み)コジョウラクジツ

デジタル大辞泉 「孤城落日」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「孤城落日」の意味・読み・例文・類語

こじょう‐らくじつコジャウ‥【孤城落日】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「王維‐送韋評事詩」の「遙知漢使蕭関外、愁見孤城落日辺」から ) 孤立無援の城と、西に傾く落日。勢いが衰え、頼りなく心細いさまにいう語。
    1. [初出の実例]「政府が孤城落日(コジャウラクジツ)と云ふ有様になるのを待って仕事をするのが」(出典花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉下)

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四字熟語を知る辞典 「孤城落日」の解説

孤城落日

孤立無援の城と、西に傾く落日。勢いが衰え、頼りなく心細いさまにいう語。

[使用例] 政府が孤城落日という有り様になるのを待って仕事をするのが一番上策だろう[末広鉄腸*花間鶯|1887~88]

[使用例] そのおもては孤城落日の悲壮美を示さずや[永井荷風あめりか物語|1908]

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