耄碌(読み)モウロク

デジタル大辞泉の解説

もう‐ろく【××碌】

[名](スル)
年をとって頭脳や身体のはたらきがおとろえること。老いぼれること。「近頃耄碌して人の名前が出てこない」
(「亡六」とも書く)上方(かみがた)で、武家奉公の下男。折助(おりすけ)。渡り中間。
「上方にて―といふは、江戸にていふ折助といふことなり」〈滑・膝栗毛・七〉
上方で、けんか、ゆすりなどをする者。
「江戸で伝法、上方で―などといふあばずれがあれど」〈滑・浮世風呂・四〉

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大辞林 第三版の解説

もうろく【耄碌】

スル
年をとって心身のはたらきが鈍くなること。おいぼれること。 おやじもだいぶ-してきた

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

もう‐ろく【耄碌】

〘名〙 (「碌」は本来、石の多いさまの意で当て字か)
① (━する) 老いぼれること。また、その人。老耄
※人情本・春色雪の梅(1838‐42頃か)三「人も居所(いど)立所(たちど)にまごつき出しちゃア、そっくりもうろくして仕舞ふのよ」
② (「亡六」とも書く) 上方で、武家奉公の下男。渡り中間(ちゅうげん)。折助(おりすけ)
稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)七「かみがたにてもうろくといふは、ゑどにていふおりすけといふ事也」
③ 上方で、喧嘩やゆすりなどをする者。
※俚言集覧(1797頃)「もうろく 老耄を云。又大坂にて銭なしに芝居を見るものを云」

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