瑣瑣(読み)ササ

デジタル大辞泉 「瑣瑣」の意味・読み・例文・類語

さ‐さ【××瑣】

[ト・タル][文][形動タリ]こまごまとしているさま。わずらわしいさま。「瑣瑣たる問題」
[類語]細かい些細ささい瑣末枝葉枝葉末節末梢的些事細事小事細かい細細こまごましい煩瑣はんさ区区くくたるちょっとした取るに足りないたわいない何でもない愚にもつかぬ益体も無いらちも無い高が知れる二次的二義的副次的些些ささささやかわずか幾ばくたかがいささかほんの有るか無きかちょっと一縷いちる一抹些少さしょう末節無駄事雑事微微つまらない無意味下らない問題外部分的派生的卑小眇眇びょうびょうよし無いトリビアル

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精選版 日本国語大辞典 「瑣瑣」の意味・読み・例文・類語

さ‐さ【瑣瑣】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 こまかいさま。ささいなさま。こまごまとしているさま。また、くだくだしいさま。
    1. [初出の実例]「然而蒼蒼之玄遠難答、瑣瑣之素懐未遂」(出典本朝文粋(1060頃)六・申民部大輔状〈橘直幹〉)
    2. 「折角の平和な家庭も、まことに瑣々(ササ)たる原因のために、飛んだ醜体を現はすこととなる」(出典:一家内の珍聞(1904)〈国木田独歩〉)
    3. [その他の文献]〔詩経‐小雅・節南山〕

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普及版 字通 「瑣瑣」の読み・字形・画数・意味

【瑣瑣】ささ

細小のさま。こせこせするさま。清・章炳麟〔文録、郷愿(きようげん)を思ふ、下〕風烈、獨り直臣るのみ。直臣の式(のつと)るべきもの、獨り楊繼るのみ。其の餘は瑣瑣として、皆黨人たるのみ。

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