デジタル大辞泉 「一縷」の意味・読み・例文・類語 いち‐る【一×縷】 1 1本の糸。また、そのように細いもの。「船は―の黒烟を波上に残し」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉2 ごくわずかであること。ひとすじ。「一縷の望みを残す」[類語](2)ほのか・ささやか・わずか・幾ばく・せいぜい・たかだか・たかが・微塵みじん・些細ささい・まばら・いささか・ほんの・あるかなきか・ちょっと・一抹・少し・心ばかり・印しるしばかり・形ばかり・少ない・少少・いくらか・いくぶん・やや・ちと・ちっと・ちょっぴり・なけなし・若干・心持ち・気持ち・多少・二三・少数・少量・僅僅きんきん・数えるほど・たった・ただ・少なめ・軽少・軽微・微弱・微微・微少・僅少きんしょう・些少さしょう・最少・微量・ちびちび・ひとつまみ・ひと握り・雀すずめの涙・ちょこっと・ちょこんと・ちょっこり・ちょびちょび・ちょびっと・ちょぼちょぼ・ちょろり・ちょんびり・ちょんぼり・爪の垢あか・寸毫すんごう・プチ・末梢的・二次的・二義的・副次的・瑣末さまつ・枝葉・枝葉末節・些事さじ・細事・小事・細かい・細細しい・煩瑣はんさ・瑣瑣ささ・区区・ちょっとした・取るに足りない・たわいない・何でもない・愚にもつかぬ・益体も無い・埒らちも無い・高が知れる・些些ささ・末節・無駄事・雑事・つまらない・無意味・下らない・問題外・部分的・派生的・卑小・眇眇びょうびょう・由よし無い・トリビアル 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「一縷」の意味・読み・例文・類語 いち‐る【一縷】 〘 名詞 〙 一本の糸すじ。また、そのように細くわずかなもの。転じて、きわめてわずかなつながり、おぼつかないさま、絶えようとするさまなどのたとえにも用いる。[初出の実例]「龍もし一縷をうれば、三熱をまぬかる」(出典:正法眼蔵(1231‐53)袈裟功徳)「一縷の希望を夫に繋ぎながら」(出典:家(1910‐11)〈島崎藤村〉下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
普及版 字通 「一縷」の読み・字形・画数・意味 【一縷】いちる ひとすじの糸。漢・枚乗〔書を上(たてまつ)りて呉王を諫むる書〕夫(そ)れ一縷の任を以て、千鈞の重きを係(か)く。~甚だ愚なるの人と雖も、ほ其の將(まさ)にえんとするを哀しむを知る。字通「一」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by