精選版 日本国語大辞典「一縷」の解説
いち‐る【一縷】
〘名〙 一本の糸すじ。また、そのように細くわずかなもの。転じて、きわめてわずかなつながり、おぼつかないさま、絶えようとするさまなどのたとえにも用いる。
※正法眼蔵(1231‐53)袈裟功徳「龍もし一縷をうれば、三熱をまぬかる」
※家(1910‐11)〈島崎藤村〉下「一縷の希望を夫に繋ぎながら」
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