耆宿(読み)キシュク

デジタル大辞泉 「耆宿」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「耆宿」の意味・読み・例文・類語

き‐しゅく【耆宿】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「耆」も「宿」も老、旧の意 ) 学識経験のゆたかな老人。高徳の老大家。宿老(しゅくろう)
    1. [初出の実例]「狎侮父兄、侈凌耆宿」(出典三教指帰(797頃)上)
    2. 「未だ年も弱いに其名声は往々学界の耆宿をも凌いで」(出典:茶筅髪(1906)〈二葉亭四迷〉一二)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐樊伝〕

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普及版 字通 「耆宿」の読み・字形・画数・意味

【耆宿】きしゆく

年老いて学徳ある人。〔後漢書、樊伝〕(ことごと)く年少の能く恩に報ずるを取り、耆宿大賢は多く廢せらる。

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