芸(漢字)

普及版 字通「芸(漢字)」の解説


常用漢字 7画

(旧字)
19画

(異体字)
15画

[字音] ゲイ
[字訓] うえる

[説文解字]
[甲骨文]
[金文]

[字形] 会意
旧字はに作り、(げい)声。芸はの常用字体であるが、別に耕耘除草をいう(うん)という字がある。正字は(げい)に作り、〔説文〕三下に「種(う)うるなり」と訓し、(りく)と(けき)とに従うとする。土塊をもち、種芸する形と解するものであろう。卜文の字形は苗木を奉ずる形であり、金文にはこれを土に植える形に作る。土は(社)の初文ともみられ、特定の目的で植樹を行う意であろう。すなわち神事的、政治的な意味をもつ行為である。〔毛公鼎〕には「小大の楚賦(そふ)(賦貢)を(をさ)む」という。〔経典釈文〕に、唐人は種の字に、六芸(りくげい)の字にはを用いるというが、二字とも〔説文〕にみえず、〔説文〕のも金文にに作る字であろう。金文ではを遠邇(えんじ)の邇の字として用いる。

[訓義]
1. うえる、草木をうえる。
2. わざ、才能、六芸。
3. のり、さだめ、きわまり。
4. まと、射的。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 宇々(うう)〔名義抄 ウウ・マト・ナル・ナレタリ・ヨシ・オキテ・シヅカナリ・ナズラフ・ツネニ・ヲサム・ナリハヒ・ユタカナリ・ワザ・ウク・ケ

[声系]
〔説文〕に(げい)声として(せつ)・(せつ)・熱(ねつ)・(ねつ)・(ししゆう)、また〔新附〕の勢など合わせて十一字を収めるが、声義の通じがたいものが多く、執(しつ)声の字と混乱しているようである。執は幸(手械(てかせ))を手に加えている形。植樹を示すと、また声義が異なる。

[熟語]
芸園・芸苑・芸学芸妓・芸技・芸業・芸極・芸士芸事・芸術・芸準芸植・芸祖・芸壇・芸人・芸能・芸美・芸府・芸文・芸林
[下接語]
一芸・園芸演芸学芸伎芸技芸曲芸・工芸・巧芸・耕芸・才芸・雑芸・至芸・手芸・殊芸・種芸・樹芸・術芸・多芸・道芸・農芸・博芸・武芸文芸民芸・無芸・遊芸・六芸

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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