高松[市](読み)たかまつ

百科事典マイペディア 「高松[市]」の意味・わかりやすい解説

高松[市]【たかまつ】

香川県中部の市。1890年市制。県庁所在地。瀬戸内海に面し,香東川,春日川などの下流域を占め,沖合の男木島,女木(めぎ)島を含む。中心市街は1588年生駒親正が築城した高松城を中心とし,寛永年間以来松平氏の城下町として発展。1910年宇高連絡航路(1988年廃止)の開通以来四国の玄関口,県の政治,経済,文化の中心として発展。1988年瀬戸大橋完成以降,高松空港の国際空港化ともあいまって,四国の玄関口としての位置はより高まっている。予讃線,高徳線,高松琴平電鉄線,高松自動車道が通じる。屋島,五色台,栗林(りつりん)公園,城跡(史跡)の玉藻公園,五剣山,塩江温泉香川大学などがある。漆器,紙,盆栽などを特産。農村部では米作のほか野菜,花卉(かき)栽培が行われ,ミカンなども産する。2005年9月香川郡塩江町を,2006年1月木田郡庵治町,牟礼町,香川郡香川町,香南町,綾歌郡国分寺町を編入。375.41km2。41万9429人(2010)。
→関連項目香川[県]高松[駅]

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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