デジタル大辞泉
「功」の意味・読み・例文・類語
くう【▽功】
手柄。功績。こう。
「この頃のわが恋力記し集め―に申さば五位の冠」〈万・三八五八〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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こう【功】
- 〘 名詞 〙
- ① 努力してなしとげた仕事。働きによって成功をおさめたそのてがら。働き。いさお。くう。
- [初出の実例]「詔贈二直広壱一、以二壬申年功一也」(出典:続日本紀‐文武二年(698)六月丁巳)
- 「かのなでしこは、え尋ね知らぬを、重きこうに御心のうちにおぼし出づ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)末摘花)
- [その他の文献]〔書経‐大禹謨〕
- ② 良い結果を生み出すための、長い間の努力、修練、経験などの効用。転じて単なるききめの意にも用いる。→功入(い)る・功を積む。
- [初出の実例]「後には笛の功(コウ)つもりて並びなき上手に成けり」(出典:発心集(1216頃か)六)
- 「温泉(いでゆ)に浴す。その功有明に次と云」(出典:俳諧・奥の細道(1693‐94頃)山中)
- ③ 労働の対価として支払われるもの。労賃。また、経費をもいう。
- [初出の実例]「於レ是始制二笞法一、令レ償二其功一」(出典:続日本紀‐文武二年(698)七月乙丑)
- 「竹を取て籠(こ)を造て、要する人に与へて、其の功を取て世を渡りける」(出典:今昔物語集(1120頃か)三一)
- ④ 売官の任料として国家に納められる私財。贖労の称で古くから見られるが、平安時代に「功」の語で広く行なわれ、国家の財源の一つ。鎌倉時代にも見られる。
- [初出の実例]「園城寺前年為二山悪僧等一焼亡、而公家以二伯耆国一募レ功修造也」(出典:長秋記‐長承三年(1134)八月二七日)
- ⑤ てがらに対し、賞として与えられるもの。「功田」「功位」などと称して用いられる。
- ⑥ 役者評判記の役者の位付けで、上上吉の上に冠せる文字の一つ。「大」と同じく、「至」の上、「白極(しろごく)」の下に位し、老功格別なものの地位の称。〔劇場一観顕微鏡(1829)〕
- ⑦ 旧日本軍で、武功をあげた者に与えられた栄典。功一級から功七級までの七段階に分かれ、各級に叙せられたものは、金鵄(きんし)勲章を受けた。
- [初出の実例]「今ならば金鵄勲章功(コウ)一級と言ふ所なんだが」(出典:良人の自白(1904‐06)〈木下尚江〉中)
- ⑧ ( 形動 ) 強く勇猛なこと。また、そのさま。剛勇。
- [初出の実例]「薄手もおはぬ功の武者」(出典:浄瑠璃・鎌田兵衛名所盃(1711頃)名所屏風)
いさおいさを【功・勲・績】
- 〘 名詞 〙 =いさおし(功)
- [初出の実例]「斯る功績(イサヲ)のありながら、卑臣(それがし)父子は王家に対し少しの忠義も竭さずと誰か陛下に申し上げたる」(出典:狐の裁判(1884)〈井上勤訳〉一〇)
くう【功】
- 〘 名詞 〙 ( 功の呉音 ) てがら。功績。
- [初出の実例]「此の頃のあが恋力記し集め功(くう)に申さば五位の冠(かがふり)」(出典:万葉集(8C後)一六・三八五八)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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「功」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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