デジタル大辞泉 「手が届く」の意味・読み・例文・類語 手てが届とど・く 1 能力の範囲内にある。「高級車にはとても―・かない」2 細かいところまで配慮がなされる。行き届く。「かゆいところに―・く」3 もうすぐある年齢・時期に達する。「五〇歳に―・く」[類語]手近い・程近い・近い・間近い・間近・じき・すぐ・至近・近く・目前・鼻先・指呼しこ・咫尺しせき・目睫もくしょうの間かん・目と鼻の先・身近・手近・卑近・身辺・そば・傍かたわら・脇わき・横・片方かたえ・手もと・付近・近辺・近傍・近所・最寄り・許もと・足元・座右・左右・手回り・身の回り・ついそこ・まのあたり・目睫もくしょう・面前・目の前・眼前・現前・目先・鼻面はなづら・鼻っ面つら・前面・正面・真ん前・手前・先方・直前 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「手が届く」の意味・読み・例文・類語 て【手】 が 届(とど)く ① 手を伸ばすと、目的物に手が達する。※俳諧・毛吹草追加(1647)上「手のとどく枝の椿や中二階〈宗房〉」② 十分にゆきわたる。細かい所まで配慮されている。手がまわる。ゆきとどく。※浮世草子・傾城色三味線(1701)大坂「それ迄は手のとどかぬ所を堪忍」③ 能力・権力・勢力・財力などの範囲内にある。自由にすることができる。また、その範囲内に到達する。※浄瑠璃・鑓の権三重帷子(1717)下「鼻の先に置ながら二人の敵は手が届かず」④ ある年齢、時期などにもう少しで達する。その時がまぢかにせまる。近づく。※雑俳・たからの市(1705)「娌入りする日が手のとどくよな」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報