デジタル大辞泉 「静」の意味・読み・例文・類語
せい【静〔靜〕】[漢字項目]
[学習漢字]4年
〈セイ〉1 動きや物音がなくじっとしている。しずか。しずめる。「静穏・静止・静寂・静粛・静聴・
2 心を乱さないで落ち着いている。「静養/平静・冷静」
〈ジョウ〉じっとしている。「静脈」[名のり]きよ・ちか・つぐ・ひで・やす・やすし・よし
〈セイ〉
〈ジョウ〉じっとしている。「静脈」

(青)+爭(争)。
は青丹、爭は力(耒耜(らいし)の形。すき)を上下よりもつ形。争奪の爭とは同じでない。耜(すき)を清めて虫害を祓う儀礼。〔説文〕五下に「審らかにするなり」、〔
伝〕に「丹
審するなり」と采色を施す意とするが、耜を修祓する儀礼。これによって耕作の寧静をうることができるとされたのであろう。周初の金文〔班
(はんき)〕に「東或(国)を靜(やす)んず」、後期の〔毛公鼎(もうこうてい)〕に「大いに從(みだ)れて靜(やす)らかならず」とみえ、寧静の意に用いる。本来は農耕儀礼として農器を修祓する儀礼であった。粢盛(しせい)の清らかなことを〔詩、大雅、既酔〕に、「
豆(へんとう)靜嘉」といい、嘉も字形中に力(すき)の形を含み、鼓声を加え、祝
して祓う農耕儀礼をいう字であった。静嘉と合わせて、粢盛の明潔の意とする。
(せい)・
(靖)(せい)・
(せい)には通用の義がある。斉器の〔国差
(こくさたん)〕に「用(もつ)て旨酒を實(みた)さん。旨(うま)からしめ靜(きよ)からしめん」とあるのは、
の意である。
を収め、「垢
(こうわい)無きなり」とする。淨(浄)も声義の近い字である。
・淨dziengは同声。淨を〔説文〕十一上に魯の北城門の池の名とするが、おそらく靜の省声にして、清浄を本義とする字であろう。
▶・静清▶・静寂▶・静専▶・静躁▶・静息▶・静退▶・静泰▶・静昼▶・静聴▶・静寧▶・静波▶・静漠▶・静謐▶・静物▶・静僻▶・静黙▶・静夜▶・静養▶・静慮▶・静聆▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報
…源義経の愛妾。1185年(文治1)義経が兄頼朝と不仲になり京より逃脱したとき,静もこれに同行。しかし翌年吉野山で義経と別れたのち捕らえられ,鎌倉に送られて尋問をうけた。…
※「静」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...