静穏(読み)セイオン

デジタル大辞泉 「静穏」の意味・読み・例文・類語

せい‐おん〔‐ヲン〕【静穏】

[名・形動]
静かで穏やかなこと。また、そのさま。「静穏な日々」
風速毎秒0.2メートル以下で、風力階級0の無風状態。
[類語]静か穏やか平らか平静安穏平穏平安平和温和小康

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精選版 日本国語大辞典 「静穏」の意味・読み・例文・類語

せい‐おん‥ヲン【静穏】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 静かで穏やかなこと。ひっそりとしていること。また、そのさま。〔布令必用新撰字引(1869)〕
    1. [初出の実例]「天候昨日の如く極めて静穏(セイヲン)なれども」(出典愛弟通信(1894‐95)〈国木田独歩〉威海衛大攻撃)

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普及版 字通 「静穏」の読み・字形・画数・意味

【静穏】せいおん

静かで穏やか。

字通「静」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の静穏の言及

【風】より

…方向は北を基準として16方位または8方位で示され(図1),さらに詳しく表示する場合には北から時計回りに360度までの角度が用いられている。さらに地上気象観測法では0.2m/s以下では〈静穏〉として風向は測定しないことになっている。 風は日常生活のほか,古くから航海,漁業,農業と深い関係をもっているので注目されてきたが,特に四季の明確な日本では風の吹く時期,方向,風土との関係が重視され,信仰の対象ともされたこともあって多くの風に関連した故事,ことわざが残されている。…

※「静穏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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