泥を塗る(読み)ドロヲヌル

デジタル大辞泉 「泥を塗る」の意味・読み・例文・類語

どろ・る

面目を失わせる。恥をかかせる。「のれんに―・る」
[類語]おとしめる嘲る見下す見くびる侮る見下げる卑しめる蔑む嘗める辱める虚仮こけにする馬鹿にする愚弄翻弄嘲弄軽蔑軽侮自嘲侮蔑侮辱陵辱蔑視面目無い名折れ面汚し赤恥羞恥生き恥死に恥恥さらし恥ずかしい極まり悪いやましい不名誉不面目肩身が狭い合わせる顔がない身の置き所が無い穴があったら入りたい面目次第も無い汗顔・汗顔の至り冷汗三斗・冷や汗もの・忸怩じくじ顔向けが出来ない顔が合わせられない顔が潰れるばつが悪いどの面下げて恥じ入るかた無し小恥ずかしい気恥ずかしいうら恥ずかしい面はゆい照れ臭い恥をかく身の縮む思い後ろめたい後ろ暗い申し訳ないすまない心苦しい気の毒気がとがめる負い目自責面目丸潰れ面目を失う名を折る名を汚す消え入る

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精選版 日本国語大辞典 「泥を塗る」の意味・読み・例文・類語

どろ【泥】 を=塗(ぬ)る[=なする]

目上の人に恥をかかせる、面目を失わせることをいう。
※浄瑠璃・百日曾我(1700頃)五「いさぎよきしかばねにどろをぬるかすいさん者」
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一「色狂ひして親の顔に泥を塗(ナス)っても仕様がない所を」

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