デジタル大辞泉
「くすむ」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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くす・む
- 〘 自動詞 マ行五(四) 〙
- ① きまじめな様子をする。しかつめらしい様子をする。重々しく構える。
- [初出の実例]「くすむ人は見られぬ、ゆめのゆめのゆめの世を、うつつがほして」(出典:歌謡・閑吟集(1518))
- 「くすむでわれにおもはせぶりはいやならおきやれふつとやめべい」(出典:仮名草子・ぬれぼとけ(1671)中)
- ② 落ち着いて渋い様子になる。地味になる。黒ずむ。
- [初出の実例]「
(クスム)」(出典:大般若経字抄(1032)) - 「人の衣裳は〈略〉ちとくすみて出立たれ候がよく候ふ由」(出典:宗五大草紙(1528)衣装の事)
- 「くすんだ鼠縞の袖の下から」(出典:虞美人草(1907)〈夏目漱石〉二)
- ③ 若々しさや生気を失った様子になる。しょげる。また、もの思いに沈む。
- [初出の実例]「若者のさのみくすみて、相撲力態鷹などけ嫌ふは悪き也」(出典:伊勢貞親教訓(1457‐60頃))
- 「顔は忽ち燻んで、喉がセラセラする程胸が苛立つ」(出典:病院の窓(1908)〈石川啄木〉)
- ④ =くすぶる(燻)③
- [初出の実例]「丈夫何時までか田舎にくすんで、読本綴書の教師で居やうぞ」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉四)
- ⑤ ぱっとしない状態になる。さえないさまになる。
- [初出の実例]「さて風采のくすむだ学士が、態度も顔もくすむだ方で」(出典:解剖室(1907)〈三島霜川〉)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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