油染みる(読み)アブラジミル

デジタル大辞泉 「油染みる」の意味・読み・例文・類語

あぶら‐じ・みる【油染みる】

[動マ上一][文]あぶらじ・む[マ上二]油が染みついて汚れる。「―・みた作業衣」
[類語]垢染みるよごれるけがれる汚す薄汚れるすすけるまみれる食べ汚す汗染みるほこりっぽい汚いむさくるしい汚らしい小汚い薄汚いけがらわしいばっちいむさい泥まみれ不潔不浄不衛生不純尾籠びろう醜悪見苦しいみすぼらしいぼろいぼろぼろおんぼろよれよれがたがたぽんこつ老朽化汚穢おわい汚れ物汚濁けがれよごれ汚点汚染くすむみっともないはしたない醜態老醜無様ぶざま不格好醜いしゅうばばっちいしどけない目障りじじむさいかっこ悪いださい野暮野暮ったい泥臭い不細工田舎臭い不体裁グロテスク不器量弊衣破帽だらしない醜怪浅ましい見辛い見るに見兼ねる

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精選版 日本国語大辞典 「油染みる」の意味・読み・例文・類語

あぶら‐じ・みる【油染】

  1. 〘 自動詞 マ行上一 〙
    [ 文語形 ]あぶらじ・む 〘 自動詞 マ行上二段活用 〙 油類、また、からだの汗や脂肪がしみついてよごれる。
    1. [初出の実例]「身に着たる木綿布子は油じみて肩さへもわかず」(出典:慶長見聞集(1614)二)
    2. 「色光沢(いろつや)の悪い皮膚が脂じみたまま、険しい顔の骨を包んで」(出典酒虫(1916)〈芥川龍之介〉四)

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