デジタル大辞泉 「汚れる」の意味・読み・例文・類語
よご・れる【汚れる】
1 きたなくなる。不潔になる。「手が―・れる」「都会の―・れた空気」
2 悪いことに関係して、清らかさを失う。けがらわしくなる。けがれる。「そんな―・れたお金は受け取れない」
[用法]よごれる・けがれる――「よごれる」は、汚物がついてきたなくなることをいう。「けがれる」は、犯罪を犯す、道徳に反する、宗教などで禁じられていることをするなど、精神的に清らかでなくなることをいう。◇「よごれた手」は、泥や油などが付いてきたない状態である。「けがれた手」は、不正な金銭を受け取ったり、人を殺傷したり、触れてはならないものに触れたりしたことである。◇「けがれる」は、「名がけがれる」「名誉がけがれる」「思い出がけがれる」など、多くは抽象的なものに用いられる。
[類語]
けが・れる【汚れる/×穢れる】
1 清らかさ、純粋さ、神聖さなどが損なわれて、よごれた状態になる。よごれる。「耳が―・れる」「神殿が―・れる」
2 名誉や誇りに傷がつく。「履歴が―・れる」
3 女性が貞操を失う。
4 死・出産・月経などにかかわって忌むべき状態になる。
→
[類語]