醜い(読み)ミニクイ

デジタル大辞泉 「醜い」の意味・読み・例文・類語

み‐にく・い【醜い】

[形][文]みにく・し[ク]
顔や姿かたちがよくない。「―・い姿」
見て不快な感じがする。嫌な気持ちがする。見苦しい。「―・い争い」
[派生]みにくげ[形動]みにくさ[名]
[類語]不細工不器量へた拙劣拙悪醜悪稚拙未熟幼稚無器用不得手不得意へぼ下手くそからっ下手つたなまずいたどたどしいかっこ悪いださい野暮野暮ったい泥臭いぎこちない田舎臭い不格好無様不体裁醜態見苦しいみっともないはしたないほこりっぽい汚いむさくるしい汚らしい小汚い薄汚いけがらわしいばっちいむさい泥まみれ不潔不浄不衛生不純尾籠みすぼらしいぼろいぼろぼろおんぼろよれよれぽんこつ老朽化汚穢おわい汚れ物汚濁けがれよごれ汚点汚染くすむ薄汚れる汚れるすすけるあかじみるまみれる油じみる汗じみる老醜しゅうばばっちいしどけない目障りじじむさいグロテスク弊衣破帽だらしない醜怪浅ましい見辛い見るに見兼ねる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「醜い」の意味・読み・例文・類語

み‐にく・い【醜・見悪】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]みにく・し 〘 形容詞ク活用 〙
  2. 見るのに抵抗を感じる。見ていやな気持がする。みぐるしい様子である。
    1. [初出の実例]「毎に風波に苦む。茲に因りて賚(もた)る所(ところ)のものを湿(うるを)して全(すて)に壊(そこな)ひて無色(ミニクシ)」(出典日本書紀(720)継体二三年三月(前田本訓))
  3. 容貌が悪い。みめがよくない。顔かたちが醜悪である。
    1. [初出の実例]「みにくきかたちをも、この人に見や疎まれむと、わりなく思ひつくろひ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)
    2. 「顔かたち見ぐるしき事、いそほにまさりてみにくく侍れど」(出典:仮名草子・伊曾保物語(1639頃)中)

醜いの派生語

みにく‐げ
  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙

醜いの派生語

みにく‐さ
  1. 〘 名詞 〙

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