もさもさ(読み)モサモサ

デジタル大辞泉 「もさもさ」の意味・読み・例文・類語

もさ‐もさ

[副](スル)
乱雑にたくさん生えているさま。
「眉が芋虫のように濃く―し」〈高見故旧忘れ得べき
動作がのろいさま、機敏でないさま。もたもた。「もさもさ(と)してないで、さっさとしなさい」
[類語]もさくさもさっとのそりのさのさのそのそとぼとぼのこのこのろのろぐずぐずもたもたのっそりそろそろゆっくりだらだらちんたらのろまのっしのっしのしのし遅いのろいのろくさいまぬるいまのろいスロー緩慢とろいまだるいまだるっこい鈍い緩徐遅緩スローモー遅遅ぼやぼや鈍重どんとろとろぼちぼちぼつぼつぽつぽつ徐徐徐徐にじわじわじわりじわりじりじりのたりのたりのたりそろりゆるゆるのんびりのらくらゆったり悠然悠悠

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「もさもさ」の意味・読み・例文・類語

もさ‐もさ

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 毛や草などが乱雑に密生しているさまを表わす語。
※己が罪(1899‐1900)〈菊池幽芳〉中「博士の口の辺りには黒髯モサモサと生えて」
② 動作がのろく、意気があがらないさまを表わす語。
一兵卒銃殺(1917)〈田山花袋一八「さびしさうにしてもさもさと飯を食ってゐた」

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