そろり(読み)ソロリ

デジタル大辞泉 「そろり」の意味・読み・例文・類語

そろり

[副]
静かにゆっくりと動作が行われるさま。そろそろ。「そろりと足を踏みだす」「そろりそろり(と)歩く」
すべるようになめらかに動くさま。するり。「そろりと部屋を抜け出る」
[類語]やおらおもむろにそっとそろそろもたもたぐずぐずのろのろのっそり遅いのろいのろくさいまだるいまだるっこいとろい緩慢緩徐遅緩スロースローモー遅遅ちちゆっくりまぬるいまのろい鈍いぼやぼやだらだらのろま鈍重ちんたらのさのさのそのそとぼとぼのこのこのそりのっしのっしのしのしどんとろとろぼちぼちぼつぼつぽつぽつ徐徐徐徐にじわじわじわりじわりじりじりのたりのたりのたりゆるゆるのんびりのらくらゆったり悠然悠悠もさくさもさっともさもさ便便だらり便便のんべんだらりずぼらものぐさぐうたらだらしないしだらないぬらりくらりのらりくらりぬらくらちゃらんぽらん無精ルーズぶらぶらごろごろ無気力だらけるのほほん風太郎ぷうたろうその日暮らしふしだら自堕落ずるける怠ける手を抜く手抜き骨惜しみ投げ遣りレイジー怠慢怠惰無為拱手きょうしゅ横着怠るサボるイージーイージーゴーイング風の吹くまま気の向くまま油を売るまったり漫然たるむぬるま湯ぬるま湯につかる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「そろり」の意味・読み・例文・類語

そろり

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. 動作が、ゆっくりとしずかに行なわれるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「Inserpo〈略〉Sororito(ソロリト)、または、シヅカニ ウチニ ハイル」(出典:羅葡日辞書(1595))
  3. なめらかにすべるさま、容易に抜けるさまなどを表わす語。するり。
    1. [初出の実例]「水の高所より平地に下るがごとく、美しく、吟のそろりと下るやうに節を付る」(出典:五音三曲集(1460))

そろり

  1. 〘 名詞 〙 揚代五分(ごふん)端女郎(はしじょろう)異称
    1. [初出の実例]「端女郎は鹿恋(かこひ)より下〈略〉又五を五歩とも、わけ共、北むき共そろりともいへり」(出典:浮世草子御前義経記(1700)一)

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