デジタル大辞泉 「ぼやぼや」の意味・読み・例文・類語 ぼや‐ぼや [副](スル)1 注意が散漫でぼんやりしているさま。「ぼやぼや(と)しないでさっさと荷物を運べ」2 髪などが、伸びて乱れているさま。ぼうぼう。「―した頭髪を」〈花袋・一兵卒の銃殺〉3 炎や湯気などが盛んにたちのぼるさま。「つい―と燃やして」〈浄・太功記〉[形動]2に同じ。「断髪がすっかり伸びて―になったつわりの女房は」〈石川達三・蒼氓〉[アクセント]はボヤボヤ、はボヤボヤ。[類語]ぼんやり・ぼうっと・ぽうっと・茫ぼうと・ぽかんと・ぼけっと・ぼやっと・ぼさっと・ぼさぼさ・ぼそっと・鈍のろい・まぬるい・まのろい・遅い・スロー・緩慢・とろい・のろくさい・まだるい・まだるっこい・鈍にぶい・緩徐・遅緩・スローモー・遅遅・のろのろ・そろそろ・ゆっくり・もたもた・だらだら・のろま・鈍重・ちんたら・のさのさ・のそのそ・とぼとぼ・のこのこ・ぐずぐず・のそり・のっそり・のっしのっし・のしのし・鈍どん・とろとろ・ぼちぼち・ぼつぼつ・ぽつぽつ・徐徐・徐徐に・じわじわ・じわりじわり・じりじり・のたり・のたりのたり・そろり・ゆるゆる・のんびり・のらくら・ゆったり・悠然・悠悠・便便だらり・便便・のんべんだらり・ずぼら・ものぐさ・ぐうたら・だらしない・しだらない・ぬらりくらり・のらりくらり・ぬらくら・ちゃらんぽらん・無精・ルーズ・ぶらぶら・ごろごろ・無気力・だらける・のほほん・風太郎ぷうたろう・その日暮らし・ふしだら・自堕落・ずるける・怠ける・手を抜く・手抜き・骨惜しみ・投げ遣り・レイジー・怠慢・怠惰・無為・拱手きょうしゅ・横着・怠る・サボる・イージー・イージーゴーイング・風の吹くまま気の向くまま・油を売る・まったり・漫然・たるむ・ぬるま湯・ぬるま湯につかる 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「ぼやぼや」の意味・読み・例文・類語 ぼや‐ぼや [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )① 炎や湯気などがさかんに立ちのぼるさまを表わす語。[初出の実例]「ついぼやぼやと燃して」(出典:浄瑠璃・絵本太功記(1799)一〇日)② 気がきかないさま、漫然としているさまを表わす語。ぼんやり。[初出の実例]「ぼやぼやと益もなき埋草にしたる事哉」(出典:浮世草子・傾城仕送大臣(1703)一)③ 髪、毛、草などがまとまりなく生えているさまを表わす語。[初出の実例]「いつも顎髯(あごひげ)をぼやぼや生やしてゐて」(出典:地に頬つけて(1915)〈谷崎精二〉一)④ ぶつぶつと話すさまを表わす語。[初出の実例]「何やらぼやぼやと云と」(出典:咄本・軽口片頬笑(1770)四)⑤ =ぼんやり[ 一 ]①[初出の実例]「彼女の茶色の瞳は、ぼやぼや白膜へにじみ出してゐるし」(出典:浅草紅団(1929‐30)〈川端康成〉三二)[ 2 ] 小範囲の火災。ぼや。[初出の実例]「ぼやぼや 濁、火災の小なるを云」(出典:俚言集覧(1797頃))[ 3 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 髪などがのびて乱れているさま。[初出の実例]「ぼやぼやの髯を捻りながら」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯庵〉代議士) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by