のしのし(読み)ノシノシ

デジタル大辞泉 「のしのし」の意味・読み・例文・類語

のし‐のし

[副]からだの重いものがゆっくりと歩くさま。のっしのっし。「のしのし(と)巨体を運ぶ」
[類語]のさのさのそのそとぼとぼのこのこのろのろぐずぐずもたもたのそりのっそりそろそろゆっくりだらだらちんたらのろまのっしのっし遅いのろいのろくさいまぬるいまのろいスロー緩慢とろいまだるいまだるっこい鈍い緩徐遅緩スローモー遅遅ぼやぼや鈍重どんとろとろぼちぼちぼつぼつぽつぽつ徐徐徐徐にじわじわじわりじわりじりじりのたりのたりのたりそろりゆるゆるのんびりのらくらゆったり悠然悠悠もさくさもさっともさもさ便便だらり便便のんべんだらりずぼらものぐさぐうたらだらしないしだらないぬらりくらりのらりくらりぬらくらちゃらんぽらん無精ルーズぶらぶらごろごろ無気力だらけるのほほん風太郎ぷうたろうその日暮らしふしだら自堕落ずるける怠ける手を抜く手抜き骨惜しみ投げ遣りレイジー怠慢怠惰無為拱手きょうしゅ横着怠るサボるイージーイージーゴーイング風の吹くまま気の向くまま油を売るまったり漫然たるむぬるま湯ぬるま湯につかる

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精選版 日本国語大辞典 「のしのし」の意味・読み・例文・類語

のし‐のし

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. 力強く、しかもゆっくりと歩むさまを表わす語。重々しい足取りをいう。のっしのっし。
    1. [初出の実例]「だうしは、かうらいざめの上にのしのしとはへのぼり」(出典:虎明本狂言・魚説経(室町末‐近世初))
  3. 広く大きなさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「のしのしとけたかう材木にあかせて物だくさんにつくった家の心ぞ」(出典:玉塵抄(1563)六)

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