心騒ぎ(読み)ココロサワギ

デジタル大辞泉 「心騒ぎ」の意味・読み・例文・類語

こころ‐さわぎ【心騒ぎ】

心が落ち着かないこと。むなさわぎ。
「見るからに―のいとどまされば、言少なにて」〈浮舟
[類語]不安考え事思案物思い心配気疲れ気苦労心痛心労懸念恐れ憂慮取り越し苦労杞憂悲観恐れる危惧きぐ危懼きく疑懼ぎく胸騒ぎ気がかり心がかり不安心心細い心許こころもとない憂い気遣いわずら怖い危なっかしいおぼつかない頼り無いおののく動揺煩慮憂惧ゆうぐ憂懼ゆうく憂い事気遣わしい痛心鬼胎ひやひやはらはらどきどきおどおどあぶなあぶな恐る恐るこわごわおっかなびっくりおじおじおずおずびくびくこわがる臆するおびえるびくつくおじるおじける恐怖恐れをなす悪びれる案ずる気が気でないそぞろ足が地につかない気が揉める居ても立ってもいられない矢も楯もたまらない居たたまれない生きた心地もしない気になる気に病む

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精選版 日本国語大辞典 「心騒ぎ」の意味・読み・例文・類語

こころ‐さわぎ【心騒】

  1. 〘 名詞 〙 気持が動揺すること。胸騒ぎ。
    1. [初出の実例]「まづこの人いかになりぬるぞと思ほす心さはきに」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕顔)
    2. 「内のいかにおはしますぞなどまで、こころさはぎしあへりけるこそ、あさましうゆゆしけれ」(出典:大鏡(12C前)二)

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