デジタル大辞泉 「遥か」の意味・読み・例文・類語 はる‐か【×遥か】 [形動][文][ナリ]1 距離が遠く隔たっているさま。「富士山を遥かに望む」2 年月が長く隔たっているさま。「遥かな昔」3 違いのはなはだしいさま。「こちらのほうが遥かによい」4 うとましく思うさま。気や心の進まないさま。「いと―にもてなし給ふ愁うれはしさを」〈源・蛍〉[副]1 1に同じ。「遥か北の国」2 2に同じ。「遥か以前」[類語](1)遠い・間遠い・遥遥・遠め・程遠い・間遠まどお・遠く・遥けし・遠方・遠隔・遠路・迂遠うえん・悠遠・遼遠・長途・遠距離・僻遠へきえん・万里・以遠/(3)ずっと・更さらに・ますます・もっと・一層・段違いに・余程よほど・大分だいぶ・だいぶん・うんと・ぐっと・ぐんと・まして・なおさら・いわんや・余計・いよいよ・より・も少し・もう少し・なお・一段・弥いやが上に・数段・層一層・しのぐ・もそっと・今少し・ひとしお・うたた・尚尚なおなお・尚なお以て・更なる・ひときわ・いや増す・尚なお且つ・かてて加えて・それどころ・そればかりか・しかのみならず・のみならず・加うるに・おまけに・また・且つまた・且つ・この上・その上・しかも・さては・さなきだに 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「遥か」の意味・読み・例文・類語 はる‐か【遙か・悠か】 ( 「か」は接尾語 )[ 1 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙[ 一 ] 空間的に遠く隔たっているさま。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕[初出の実例]「如何せんと求る処に、遙(ハルカ)の澳(おき)に乗うかべたる大船」(出典:太平記(14C後)二)[ 二 ] 時間的に遠く隔たっているさま。また、時間的に長いさま。[初出の実例]「おもひそめ物をこそおもへ今日よりはあふひはるかになりやしぬらん」(出典:蜻蛉日記(974頃)下)「『又かく御許し候も、可レ然事にこそ』とて、遙に御物語ありけり」(出典:梵舜本沙石集(1283)九)[ 三 ] 心理的にいちじるしく隔たっているさま。差違のはなはだしいさま。① 近づきがたく隔たっているさま。奥行のあるさま。深遠。[初出の実例]「况や仏教の幽(ハルカニ)微(くは)しきをば、豈に能く仰ぎ測らむや」(出典:大唐三蔵玄奘法師表啓平安初期点(850頃))② 縁遠いさま。また、あえて遠ざけるさま。[初出の実例]「いとはるかにもてなし給ふうれはしさを、いみじく恨み聞え給ふ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)蛍)③ 心が進まず、自分に関係のないものと思うさま。[初出の実例]「そそのかし聞え給へど、いと、はるかにのみ思したれば」(出典:源氏物語(1001‐14頃)宿木)④ 程度がはなはだしいさま。[初出の実例]「此の飯(いひ)の味ひ遙に変じて悪(あしき)也」(出典:今昔物語集(1120頃か)四)「この誘いの効果は、予想をはるかに超えて現れたのである」(出典:他人の顔(1964)〈安部公房〉白いノート)[ 2 ] 〘 副詞 〙① 空間的に遠いさまを表わす語。ずっと遠くに。[初出の実例]「罷出たる者は、はるか遠国の者でござる」(出典:虎明本狂言・鼻取相撲(室町末‐近世初))② 時間的に遠いさま、また、時間的に長いさまを表わす語。長い間ずっと。[初出の実例]「はるかさきにあらうことを今云い記することを懸記と云ぞ」(出典:玉塵抄(1563)一六)③ 程度がはなはだしいさまを表わす語。ずっと。[初出の実例]「舞おもはしからず、〈略〉偃師が周王のいかりをおこせしには、はるかおとれる成べし」(出典:評判記・野郎虫(1660)上原庄太夫)遥かの派生語はるか‐げ〘 形容動詞ナリ活用 〙遥かの派生語はるか‐さ〘 名詞 〙 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
デジタル大辞泉プラス 「遥か」の解説 遥か〔曲名:GReeeeN〕 日本のポピュラー音楽。作詞作曲と歌はJ-POPグループ、GReeeeN。2009年発売。同年公開の映画「ROOKIES-卒業-」の主題歌に起用。2010年、第24回日本ゴールドディスク大賞ソング・オブ・ザ・イヤー受賞。 遥か〔曲名:スピッツ〕 日本のポピュラー音楽。歌は日本のバンド、スピッツ。2001年発売。作詞・作曲:草野正宗。TBS系で放送のドラマ「Love Story」の主題歌。 出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報 Sponserd by