デジタル大辞泉
「益」の意味・読み・例文・類語
よう〔ヤウ〕【▽益】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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えき【益】
- 〘 名詞 〙
- ① もうけ。利益。利得。⇔損。
- [初出の実例]「朝敵と成てはいかにくゆ共益有るまじ」(出典:平家物語(13C前)二)
- [その他の文献]〔易経‐繋辞下〕
- ② 役に立つこと。人や世のためになること。⇔害。
- [初出の実例]「始成の仏ならば所化十方に充満すべからざれば、分身の徳は備はりたりとも示現してゑきなし」(出典:日蓮遺文‐開目抄(1272))
やく【益】
- 〘 名詞 〙
- ① 利徳。利益。もうけ。また、役に立ったり、ためになったりすること。効果。かい。
- ② 仏の恵み。功徳。りやく。
- [初出の実例]「心にむせび侍りつつ命をはり侍りなば、なにのやくかは侍らむ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)薄雲)
- 「衆生をして、阿羅漢をえ、六神通を具せしめんこと益(ヤク)ありといふとも」(出典:妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)四)
ようヤウ【益】
- 〘 名詞 〙 ( 「やく(益)」の変化した語 ) 益。甲斐。効果。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「益」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の益の言及
【禹】より
…尭のあとを継いだ舜帝は,かわって禹に治水を命じた。禹は益(えき)や后稷(こうしよく)などの部下とともに天下を経めぐって水を導き,農業などの産業を整備した。このときの記録が《尚書》禹貢篇に編まれたとされる。…
※「益」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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