デジタル大辞泉 「章」の意味・読み・例文・類語
しょう【章】[漢字項目]
[学習漢字]3年
1 文字でつづった文。「玉章・詞章・断章・文章」
2 資格・身分などを示すしるし。「印章・記章・勲章・校章・褒章・帽章・
3 文や音楽の一区切り。「章句・章節/楽章・終章・序章」
4 箇条書きにした法令。「憲章・典章」
[補説]原義は、はっきりとしたあや・しるし。
[名のり]あき・あきら・き・たか・とし・のり・ふさ・ふみ・ゆき
[難読]
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…中国における文章の一形式で,臣下が君主に上(たてまつ)る意見書のこと。古くは上書といい,漢代では章,奏,表,議などといった。…
…1年の長さが365日+1/4日であることから,四分法ともよばれた。19年に7個の閏月を挿入し(19×12+7=235朔望月),この基本周期の19年を1章とし,4章(76年)で閏月および月の大小が循環するようにした暦法である。1章という周期は,ギリシアでもメトン周期として知られていた。…
…そこで2年か3年に一度,ある月を2ヵ月おいて1年を13ヵ月にして,季節と日付の食違いを1ヵ月以内にとどめようとするのが太陰太陽暦である。余分に挿入される月を閏(うるう)月といい,19年に7回の閏月をおくとぐあいがよいのでこの19年のことを1章といった。日本では1873年(明治6)に太陽暦が採用されたが,それ以前に使用されていた暦はすべて太陰太陽暦であり,俗に陰暦とか旧暦と呼ばれている。…
…一方,赤道と月の軌道である白道との交点は約18.6年周期で黄道上を逆行するため,月による偶力は周期的に変化し,地球の自転軸の空間的位置は歳差運動に重なった約18.6年周期で振動する。また,地球と月,太陽の距離が変動することによる偶力の変化などのため,この周期以外にもさまざまな周期の振動があり,これらを含めて章動という。章とは古代中国暦法で19年を意味する。…
※「章」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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