苦る(読み)ニガル

デジタル大辞泉 「苦る」の意味・読み・例文・類語

にが・る【苦る】

[動ラ四]にがにがしく思う。不愉快なようすをする。
「笑ひつる人も―・りてぞ見えける」〈沙石集・三〉
[類語]まがまがしいいまわしいいとわしいおぞましいうとましい忌む嫌い毛嫌い大嫌い食わず嫌いいけ好かない虫が好かないいや気に食わない犬も食わぬ憎い憎らしい憎たらしい憎憎しい苦苦しい腹立たしいいまいましい苦虫を噛み潰したよう苦り切る眉をひそめる鼻持ちならないうとむうとんずる嫌気忌避忌み嫌う煙たがる呪わしいきしょい気色が悪い気味が悪い気味悪い底気味悪い薄気味悪い鳥肌が立つ気持ち悪い虫唾むしずが走る反吐へどが出るきもいグロいおどろおどろしい不気味不快不愉快鼻に付くうっとうしいむかつくむしゃくしゃくしゃくしゃ不興不機嫌薄ら寒いうそ寒い胸が悪い胸糞が悪い心外苛立たしいうらめしいしかめっ面渋面しぶつらしかめるひそめるひそみ顰蹙ひんしゅく辟易うるさい嫌がる嫌気が差すいと蛇蝎視だかつし唾棄倦厭けんえん迷惑身の毛がよだつ総毛立つ背筋が寒くなる背筋が凍るぞっと肌にあわを生じる冷汗三斗

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精選版 日本国語大辞典 「苦る」の意味・読み・例文・類語

にが・る【苦】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 にがにがしく思う。また、そのような顔をする。興ざめする。にがむ。
    1. [初出の実例]「不然ざらむ人は、極て苦りて此も彼も、否不云で居たらむは」(出典:今昔物語集(1120頃か)二八)

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