嫌がる(読み)いやがる

精選版 日本国語大辞典 「嫌がる」の意味・読み・例文・類語

いや‐が・る【嫌がる】

〘他ラ五(四)〙 (「がる」は接尾語) いやだと思う気持を外に表わす。嫌う。
史記抄(1477)一五「年がよりていやがるを、強てつれていったほどに、腹を立てふてて」
※虎明本狂言・隠笠(室町末‐近世初)「太郎くわじゃにきせてみたがるを、いやがれども、無理にきせて」

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デジタル大辞泉 「嫌がる」の意味・読み・例文・類語

いや‐が・る【嫌がる】

[動ラ五(四)]いやだという気持ちを外に表す。「人が―・る仕事を引き受ける」「蛇を―・る」
嫌う[用法]
[類語]嫌う憎む厭う忌み嫌う恨むそねのろ憎悪する嫌悪する敵視する仇視きゅうしする嫉視しっしする呪詛じゅそする唾棄だきする目のかたきにする白い目で見るまがまがしいいまわしいいとわしいおぞましいうとましい忌む嫌い毛嫌い大嫌い食わず嫌いいけ好かない虫が好かないいや気に食わない犬も食わぬ憎い憎らしい憎たらしい憎憎しい苦苦しい腹立たしいいまいましい苦虫を噛み潰したよう苦り切る眉をひそめる鼻持ちならないうとむうとんずる嫌気忌避煙たがる呪わしいきしょい気色が悪い気味が悪い気味悪い底気味悪い薄気味悪い鳥肌が立つ気持ち悪い虫唾むしずが走る反吐へどが出るきもいグロいおどろおどろしい不気味不快不愉快鼻に付くうっとうしいむかつくむしゃくしゃくしゃくしゃ不興不機嫌薄ら寒いうそ寒い胸が悪い胸糞が悪い心外苛立たしいうらめしいしかめっ面渋面しぶつらしかめるひそめるひそみ顰蹙ひんしゅく苦る辟易うるさい嫌気が差す蛇蝎視だかつし倦厭けんえん迷惑身の毛がよだつ総毛立つ背筋が寒くなる背筋が凍るぞっと肌にあわを生じる冷汗三斗

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