顰める(読み)ヒソメル

デジタル大辞泉 「顰める」の意味・読み・例文・類語

ひそ・める【×顰める/×嚬める】

[動マ下一][文]ひそ・む[マ下二]不快や不満などのために、眉のあたりにしわを寄せる。顔をしかめる。「マナーの悪さに眉を―・める」
[類語]まがまがしいいまわしいいとわしいおぞましいうとましい忌む嫌い毛嫌い大嫌い食わず嫌いいけ好かない虫が好かないいや気に食わない犬も食わぬ憎い憎らしい憎たらしい憎憎しい苦苦しい腹立たしいいまいましい苦虫を噛み潰したよう苦り切る眉をひそめる鼻持ちならないうとむうとんずる嫌気忌避忌み嫌う煙たがる呪わしいきしょい気色が悪い気味が悪い気味悪い底気味悪い薄気味悪い鳥肌が立つ気持ち悪い虫唾むしずが走る反吐へどが出るきもいグロいおどろおどろしい不気味不快不愉快鼻に付くうっとうしいむかつくむしゃくしゃくしゃくしゃ不興不機嫌薄ら寒いうそ寒い胸が悪い胸糞が悪い心外苛立たしいうらめしいしかめっ面渋面しぶつらしかめるひそみ顰蹙ひんしゅく苦る辟易うるさい嫌がる嫌気が差すいと蛇蝎視だかつし唾棄倦厭けんえん迷惑身の毛がよだつ総毛立つ背筋が寒くなる背筋が凍るぞっと肌にあわを生じる冷汗三斗

しか・める【×顰める】

[動マ下一][文]しか・む[マ下二]痛みや不快のために、まゆのあたりにしわを寄せる。「顔を―・める」
[類語]まがまがしいいまわしいいとわしいおぞましいうとましい忌む嫌い毛嫌い大嫌い食わず嫌いいけ好かない虫が好かないいや気に食わない犬も食わぬ憎い憎らしい憎たらしい憎憎しい苦苦しい腹立たしいいまいましい苦虫を噛み潰したよう苦り切る眉をひそめる鼻持ちならないうとむうとんずる嫌気忌避忌み嫌う煙たがる呪わしいきしょい気色が悪い気味が悪い気味悪い底気味悪い薄気味悪い鳥肌が立つ気持ち悪い虫唾むしずが走る反吐へどが出るきもいグロいおどろおどろしい不気味不快不愉快鼻に付くうっとうしいむかつくむしゃくしゃくしゃくしゃ不興不機嫌薄ら寒いうそ寒い胸が悪い胸糞が悪い心外苛立たしいうらめしいしかめっ面渋面しぶつらひそめるひそみ顰蹙ひんしゅく苦る辟易うるさい嫌がる嫌気が差すいと蛇蝎視だかつし唾棄倦厭けんえん迷惑身の毛がよだつ総毛立つ背筋が寒くなる背筋が凍るぞっと肌にあわを生じる冷汗三斗

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「顰める」の意味・読み・例文・類語

ひそ・める【顰・嚬】

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]ひそ・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙
  2. 眉のあたりにしわをよせる。しかめる。
    1. [初出の実例]「眉を嚬(ヒソメ)て涕涙す」(出典:将門記承徳三年点(1099))
    2. 「俊三は激しき痛さに顔を顰(ヒソ)めつつ」(出典:良人自白(1904‐06)〈木下尚江〉後)
  3. ちぢめる。
    1. [初出の実例]「各の両辺を蹙(ヒソ)め双べて」(出典:南海寄帰内法伝平安後期点(1050頃)二)

しか・める【顰・蹙】

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]しか・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 顔や額にしわを寄せて、渋面を作る。苦痛、不愉快の気持を顔に現わす。
    1. [初出の実例]「ハナヲ、または、カヲヲ xicamuru(シカムル)」(出典:日葡辞書(1603‐04))

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