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鉛[温泉] なまり

世界大百科事典 第2版の解説

なまり【鉛[温泉]】

岩手県花巻市にある温泉。単純泉,43~45℃。花巻温泉郷に含まれ,豊沢川の渓谷にのぞむ景勝地に湧く。宝暦年間(1751‐64)の開湯と伝え,盛岡藩主も訪れたといわれる。大正末期,花巻電鉄鉛線(1972廃止)が温泉近くまで敷設されてから遠方の浴客も訪れるようになった。田宮虎彦の《銀心中》の舞台として知られ,湯治場の風情を残す一軒宿がある。上流には新鉛温泉(ボウ硝泉,51℃),西鉛温泉がある。【榊原 貴士】

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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