デジタル大辞泉 「陸」の意味・読み・例文・類語
りく【陸】[漢字項目]
[学習漢字]4年
〈リク〉
1 丘や山がうねり続く大地。りくち。「陸運・陸橋・陸上・陸地・陸路/上陸・水陸・大陸・着陸」
2 次々と続いて絶え間ないさま。「陸続」
3 「陸軍」「陸上自衛隊」の略。「陸士・陸相・陸将・陸曹・陸海空」
4
〈ロク〉
1 「六」の大字。「陸尺」
2 平ら。「
3 まともなこと。まともに。「陸陸」
[名のり]あつ・あつし・たか・たかし・ひとし・みち・む・むつ
[難読]
「陸」の呉音による語で、陸地のように平らであるというのが原義。今日でも大工用語で「陸屋根」「陸墨」などと、平らの意に「陸(ろく)」を用いている。
( 1 )水部に対する語であり、後には②のように海路・水路に対する陸路をさすようにもなる。
( 2 )語形としては「クムガ」(書陵部本名義抄・色葉字類抄)、「クヌガ」(日本書紀古訓)、「クニガ」(改正増補和英語林集成)などがあり一定しない。語源的には「国(クニ)処(カ)」ともいわれるが、そうだとすると、日本書紀古訓の「クヌガ」は「クヌチ(国内)」などとの類推から作られた語形である可能性もある。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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