高松[駅](読み)たかまつ

百科事典マイペディア 「高松[駅]」の意味・わかりやすい解説

高松[駅]【たかまつ】

香川県高松市にある,四国鉄道網中枢となる駅。1897年,讃岐鉄道によりすでに開通していた琴平〜丸亀から路線を延伸して開設。予讃線高徳線起点で,至近には高松琴平電気鉄道の高松築港駅もある。1910年に,本州側の宇野駅との間で運航が始まった鉄道連絡船〈宇高連絡航路〉の接点として,四国では唯一他の3県の中心である徳島松山高知と結ばれる要の役割を果たしてきた。1988年,道路・鉄道の2層構造をなす本州四国連絡橋の児島坂出ルートが開通し,連絡船が廃止され本州・四国間での鉄道による直通輸送が実現して以降も,重要度は揺らいでいない。かつての連絡船関連施設はその後,周辺との一体的再開発が進み〈サンポート高松〉として生まれ変わっている。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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