弱音(読み)ヨワネ

デジタル大辞泉 「弱音」の意味・読み・例文・類語

よわ‐ね【弱音】

力のない物言い。また、意気地のない言葉。「弱音を吐く」
[類語]悲鳴泣き言じりじりやきもきむずむずうずうず歯痒いじれったいもどかしい辛気臭い苛立たしいまだるっこい隔靴掻痒いらいらまどろっこい手ぬるい生ぬるいのろ臭い間怠まだる間怠まだるこしい煮え切らないうやむやあやふや漠然おぼろげ曖昧どっちつかず要領を得ないぬらりくらりぬらくらのらりくらりのらくらぼやかす無節操洞ヶ峠言を左右にする言葉を濁す小心弱気引っ込み思案気弱内弁慶陰弁慶臆病大人しいこわがり内気怯懦きょうだ怯弱きょうじゃく意気地なし小胆小心翼翼弱腰薄弱惰弱柔弱軟弱優柔不断やわやわ弱弱しい女女しい音を上げる悲鳴を上げる気が弱い腰が弱い肝が小さい肝っ玉が小さい

じゃく‐おん【弱音】

よわい音。小さい音。また、音をよわくすること。「弱音ペダル」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「弱音」の意味・読み・例文・類語

よわ‐ね【弱音】

〘名〙 弱々しい声。力のない物言い。いくじのないことば。
暗夜行路(1921‐37)〈志賀直哉〉三「『出生の事も云って了ふのか』かう謙作が弱音(ヨワネ)を出したやうにとった」

じゃく‐おん【弱音】

〘名〙 弱い音。小さな音。

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