音を上げる(読み)ネヲアゲル

デジタル大辞泉 「音を上げる」の意味・読み・例文・類語

・げる

苦しさに耐えられず声を立てる。弱音を吐く。降参する。「つらい仕事に―・げる」
[類語]参る弱る困る困り果てる往生する閉口する辟易へきえきするめげるへこたれるへたばるへばる挫けるおじける屈する砕ける小心弱気引っ込み思案気弱内弁慶陰弁慶臆病大人しいこわがり内気怯懦きょうだ怯弱きょうじゃく意気地なし小胆小心翼翼弱腰薄弱惰弱柔弱軟弱優柔不断やわやわ弱弱しい女女しい弱音を吐く悲鳴を上げる気が弱い腰が弱い煮え切らない肝が小さい肝っ玉が小さい温順柔順従順温柔温良順良素直穏和おだやか物静かおとなしやか控えめ優しい内向的人見知りしんねりむっつりシャイまだるっこいまどろっこい手ぬるい生ぬるいのろ臭い間怠まだる間怠まだるこしいうやむやあやふや漠然おぼろげ曖昧どっちつかず要領を得ないぬらりくらりぬらくらのらりくらりのらくらぼやかす無節操洞ヶ峠言を左右にする言葉を濁す

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精選版 日本国語大辞典 「音を上げる」の意味・読み・例文・類語

ね【音】 を 上(あ)げる

  1. 泣く際に声を出して泣く。泣き声をあげる。
    1. [初出の実例]「音をあげてなくより外の事なし」(出典:文机談(1283頃)一)
  2. 困難・苦難に耐えられず、声をたてる。弱音をはく。降参する。
    1. [初出の実例]「辛島は音(ネ)をあげるやうな男ぢゃない」(出典:蝮のすゑ(1947)〈武田泰淳〉一)

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