優柔不断(読み)ユウジュウフダン

デジタル大辞泉 「優柔不断」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「優柔不断」の意味・読み・例文・類語

ゆうじゅう‐ふだんイウジウ‥【優柔不断】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ぐずぐずして物事決断の鈍いこと。また、そのさま。優遊不断
    1. [初出の実例]「君は優柔不断(ユウジウフダン)だからいけない」(出典当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙一一)

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四字熟語を知る辞典 「優柔不断」の解説

優柔不断

ぐずぐずして物事の決断の鈍いこと。

[活用] ―な・―に・―だ。

[使用例] ただ、優柔不断の金さんが、母の悪口をいわれて、夢中で、権力者に反抗したことだけが[火野葦平牢獄|1950]

[使用例] 彼が少年時代から久しい間、優柔不断のくりかえしのうちにひそかに夢み、ひそかに待ち望んでいた事態はこれだったのだ[三島由紀夫*春の雪|1965~67]

[解説] 「優柔」は物事に煮えきらないこと。「不断」は決断力に欠けること。

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