デジタル大辞泉 「陵」の意味・読み・例文・類語
りょう【陵】
2 天子の墓。日本では、天皇および三后の墓をいう。山陵。みささぎ。→陵墓
[類語]陵墓・御陵・山陵・墓・墳墓・塚・土饅頭・墓穴・首塚・墓地・墓所・霊園・墓場・
み‐ささぎ【陵】
[類語]御陵・山陵・陵墓・墓・墳墓・塚・土饅頭・墓穴・首塚・墓地・墓所・霊園・墓場・


(りよう)。
は神を迎える建物である
(りく)と、夊(すい)とに從う。〔説文〕十四下に「大いなる
(をか)なり」とし、
を大阜の形とするが、
は陟降の字がその形に従うように、神梯の象。金文の字形にはその前に土を加えるものが多く、土は
(社)の初文。神霊の降下を迎えて祀るところである。山腹のなだらかなところを陵夷(りようい)という。そこに陵墓を営むことが多く、のち陵墓をいう。
(りよう)と通じ、しのぐ、こえる、のりこえる。
字鏡〕
陂
(はだ)たるなり。大阜を陵と曰ふ。乎加(をか)、
、豆夫礼(つぶれ)、
、弥佐々
(みささぎ)〔名義抄〕陵 シノグ・ミサザキ・ソシル・ケガス・シリゾク・ツカ・コユ・ノボル・カロシ・ヲカ・ノゾク・ハヤシ・ヲカス/山陵 ミサザキ 〔字鏡集〕陵 ケガス・シリゾク・タフス・ソシル・ヲナシ・ノゾク・ヤブル・シノグ・ハヤシ・ノボル・カロシ・ヲカス・コユ・ハシル・ツカ・ヲツ・ヲカ・ミサコ・ミササキ
ng、
(隆)liu
mは声義に通ずるところがある。また
liong、陸liukも同系の語。地の隆起して、聖地とされるようなところをいう。
▶・陵折▶・陵絶▶・陵践▶・陵替▶・陵奪▶・陵遅▶・陵土▶・陵波▶・陵罵▶・陵伐▶・陵犯▶・陵
▶・陵阜▶・陵侮▶・陵風▶・陵蔑▶・陵墓▶・陵暴▶・陵
▶・陵慢▶・陵躍▶・陵邑▶・陵乱▶・陵陸▶・陵
▶・陵轢▶
陵・園陵・丘陵・金陵・古陵・五陵・御陵・江陵・岡陵・高陵・山陵・寿陵・舂陵・侵陵・崇陵・
陵・長陵・憑陵出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
…君主の墳墓をいう。
【中国】
文献では《史記》趙世家,粛侯15年(前335)の条に〈寿陵を起こす〉とあるのが初めてで,戦国中期,国君が生前にみずからの墓をつくり,それを〈陵〉と称したことを記す。墓上に土を盛り上げた墳丘墓の出現は春秋末期からで戦国時代に盛行した。…
…しかし,墳墓というとき,前者を指す場合と,両者をともに指す場合とがある。また,秦始皇陵,佐保山東陵(さぼやまひがしりよう)(光明皇后陵)というように,天子,皇后の墓を陵(りよう)と呼ぶ。これに対して,王族や貴人の墓は,唐の永泰公主墓,漢の将軍霍去病(かくきよへい)墓,聖徳太子磯長墓(しながのはか)のように,墳丘があっても一般のものと同様,墓と呼ぶ。…
…君主の墳墓をいう。
【中国】
文献では《史記》趙世家,粛侯15年(前335)の条に〈寿陵を起こす〉とあるのが初めてで,戦国中期,国君が生前にみずからの墓をつくり,それを〈陵〉と称したことを記す。墓上に土を盛り上げた墳丘墓の出現は春秋末期からで戦国時代に盛行した。…
※「陵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...