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マリア[エジプトの] Mary of Egypt

世界大百科事典 第2版の解説

マリア[エジプトの]【Mary of Egypt】

5世紀,エジプト出身の伝説上の悔悟女で聖女。アレクサンドリアで17年間遊女として暮らしていたが,エルサレム巡礼に旅立ち改心。その後ヨルダン川を渡り,パレスティナの荒野で約50年間3個のパンのみで隠修生活を送ったという。美術作品では,毛髪で全身をおおい手に香油または3個のパンを持った女性として表される(メムリンク〈キリストの哀悼の祭壇画〉部分)。また伝説から,司祭ゾシモスより聖体を拝領する場面,ライオンが付き添い彼女の墓穴を掘る場面,死後天使により天上へ引き上げられてゆく場面(ロレンツォ・ディ・クレディ)などが表される。

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