厳粛(読み)ゲンシュク

デジタル大辞泉 「厳粛」の意味・読み・例文・類語

げん‐しゅく【厳粛】

[形動][文][ナリ]
おごそかで、心が引き締まるさま。「厳粛儀式
まじめで、きびしいさま。真剣なさま。「選挙結果厳粛に受けとめる」
重大で動かしがたいさま。「死は厳粛事実だ」
[派生]げんしゅくさ[名]
[類語]厳か粛粛厳然森厳荘厳荘重重厚重重しい物物しい厳めしい厳としてげん重量感どっしりずっしりずしりずしっとどっかとがっしり重み広量堂堂大度太っ腹マッシブ

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精選版 日本国語大辞典 「厳粛」の意味・読み・例文・類語

げん‐しゅく【厳粛】

〘名〙 (形動)
① おごそかでつつしみ深いこと。また、そのさま。その場の様子が真剣な雰囲気(ふんいき)であるさまにもいう。
※鹿苑日録‐長享元年(1487)九月一二日「奉征夷大将軍出陳行装〈略〉弓刀厳粛、成列而進」
※花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉二二「長髪肩に垂れて長け高く、骨格強壮にして風姿厳粛(ゲンシュク)」 〔呂氏春秋‐孟夏紀・尊師〕
② ごまかしやふまじめを許さない、きびしさのあること。また、そのさま。
※西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一一「人生は、端荘厳粛なるものを存せざるべからず」 〔南史‐宋本紀上・武帝
[補注]「文明本節用集」には「但以篤信厳粛(ゲンシク)丞相〔朝野僉載〕」とある。

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普及版 字通 「厳粛」の読み・字形・画数・意味

【厳粛】げんしゆく

うやうやしくつつしむ。

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