威風堂堂(読み)イフウドウドウ

デジタル大辞泉 「威風堂堂」の意味・読み・例文・類語

いふう‐どうどう〔ヰフウダウダウ〕【威風堂堂】

[ト・タル][文][形動タリ]威厳があってりっぱであるさま。「威風堂堂とした行進」「威風堂堂たる風貌
[補説]作品名別項。→威風堂々
[類語]物物しい厳めしいおごそ厳粛粛粛厳然森厳荘厳荘重重厚重重しい厳として重量感どっしりずっしりずしりずしっとどっかとがっしり重み広量堂堂大度太っ腹マッシブ存在感睥睨へいげい厳しい厳格厳重厳酷厳正冷厳峻厳しゅんげん峻烈しゅんれつ苛酷険しい辛辣しんらつ粛然貫禄威厳威徳尊厳威儀権威威信威名威望名望威光威力権力勢威重圧すご脅威威圧威風威容偉容英姿雄姿勇姿仰仰しいご大層息が詰まる大風呂敷を広げる

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精選版 日本国語大辞典 「威風堂堂」の意味・読み・例文・類語

いふう‐どうどうヰフウダウダウ【威風堂堂】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 威厳があって立派なさま。気勢がおおいにさかんなさま。
    1. [初出の実例]「諸聯隊威風堂々整列して」(出典:東京風俗志(1899‐1902)〈平出鏗二郎〉中)

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四字熟語を知る辞典 「威風堂堂」の解説

威風堂堂

威厳のある様子が立派なこと。気勢が大いに盛んな様子。

[活用] ―と・―たる・―として。

[使用例] ねんくに六十を越えたれども、威風堂々として[木下尚江*火の柱|1904]

[使用例] 血が退いて肉が落ちた孤堂先生の顔に比べると威風堂々たるものである[夏目漱石虞美人草|1907]

[解説] 「威風」は、周囲を圧するような威厳のこと。「堂堂」は、その威厳をあたりにまきちらす様子。

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