デジタル大辞泉 「殆」の意味・読み・例文・類語
ほと‐ほと【×殆/▽幾】
1 困り果てた、また、うんざりした気持ちを表す語。まったく。つくづく。「弟には―手を焼いている」
2 ほとんど。
「或いは稗史体と―相類似するものあり」〈逍遥・小説神髄〉
3 すんでのことで。あやうく。
「帰り
[類語]本当に・まことに・実に・
( 1 )辺や側を示す「ほとり」の語基「ほと」の畳語で、「境界をなす部分(周縁)において」が原義。
( 2 )上代には「に」を伴う用法が主であったが、中古以降「に」を伴わない用法が優勢となる。ただし、訓点資料では、平安鎌倉時代を通じて「に」を伴っても用いられる。和文・漢文訓読ともに使用され、訓点資料では、「殆」「幾」字の訓に当てられた。
( 3 )院政期から鎌倉時代にかけて「ほとほど」「ほとをと」となり、室町中期以降「ほとんど」の形をとり、今日に至る。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新