デジタル大辞泉 「烏」の意味・読み・例文・類語
う【烏】[漢字項目]
〈ウ〉1 カラス。「烏合」
2 黒い。黒。「
3 太陽。「
4 反問を表す助字。いずくんぞ。「烏有」
〈からす(がらす)〉「[難読]
〈ウ〉
〈からす(がらす)〉「「古事記‐中」に、神武東征の際に先導をする八咫烏(やたがらす)が見え、「日本書紀」以下の史書に、赤烏・白烏などの色変わりの烏が瑞鳥とされたことが見られる。また、②のように熊野権現の牛王の神符に図案化された烏が見られるなど、古来、神的、霊的な存在とされてきた。しかし、①に挙げた「万葉‐三五二一」で「おほをそどり(をそ=軽率の意、おおあわてものの鳥)」と呼ばれたり、「枕草子」に、「にくきもの」として挙げられたりする例もある。


字鏡〕に
を「からす」と訓するが、〔説文〕に「
居なり」とみえ、はしぶとからすをいう。
字鏡〕
カ良須(からす) 〔名義抄〕烏 カラス・クロシ・イヅクゾ 〔字鏡集〕烏 カラス・クロシ・イカデカ・イカンゾ・コレ・ココニ・コトニ
〕に
(鵲)・焉を属する。
は履
の象形、焉も烏に従う形の字ではない。
・
(雅)eaが烏の本字本音、雅は楚烏、また卑居という。
▶・烏暗▶・烏衣▶・烏鳶▶・烏員▶・烏喙▶・烏角▶・烏丸▶・烏鬼▶・烏巾▶・烏
▶・烏乎▶・烏
▶・烏香▶・烏合▶・烏紗▶・烏雑▶・烏糸▶・烏師▶・烏漆▶・烏鵲▶・烏集▶・烏署▶・烏薪▶・烏棲▶・烏蟾▶・烏扇▶・烏賊▶・烏台▶・烏啄▶・烏貪▶・烏
▶・烏
▶・烏藤▶・烏髪▶・烏皮▶・烏鬢▶・烏哺▶・烏宝▶・烏帽▶・烏木▶・烏有▶・烏闌▶・烏竜▶・烏輪▶・烏烏▶・烏号▶・烏
▶
烏・朝烏・
烏・
烏・日烏・晩烏・夜烏・野烏・陽烏・林烏・老烏出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
…漆で塗り固めた極端に様式化したものである。直衣(のうし)が着用されるようになると,奈良時代の圭冠から烏帽子(えぼし)が生まれ,公家武家ともに用いた。もとは黒の紗,絹などで髻(もとどり)をそのままにしてかぶれるように,柔らかく袋状に作った日常的な被り物であったのが,平安時代になって黒漆塗りのものとなり,後代にはもっぱら紙で作られるようになった。…
※「烏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...