草本(読み)ソウホン

デジタル大辞泉 「草本」の意味・読み・例文・類語

そう‐ほん〔サウ‐〕【草本】

1 地上の茎は木部があまり発達せず、1年から数年で枯れる植物。くさ。「越年生草本」→木本もくほん
2 下書き。草稿。
[類語]草・千草・春草・若草・夏草・秋草・冬草・枯れ草・干し草・蔓草・水草・浮き草・牧草・薬草・ハーブ・野草・庭草・雑草・下草・下生え・山草

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精選版 日本国語大辞典 「草本」の意味・読み・例文・類語

そう‐ほんサウ‥【草本】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 草稿。したがき。稿本。
    1. [初出の実例]「浄意〈備後権守有季入道〉来、依レ請受与二草本二十巻一」(出典:明月記‐文暦二年(1235)三月一三日)
    2. 「先年の記録一通り清書仕り、尊覧に入れ奉る可く存じ罷り在り候得共、未だ余力を得ず、草本の通りにて御座候」(出典:仁説問答師説(1688‐1710)上絅斎先生書)
    3. [その他の文献]〔晉書‐傅祗〕
  3. ② 地上の茎は木部があまり発達しないで、一年で枯れる植物体。地下茎の発達によって多年生となる種もある。俗に草と呼ばれることが多い。⇔木本(もくほん)。〔植学訳筌(1874)〕

くさ‐ほん【草本】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「くさぼん」とも ) =くさぞうし(草双紙)
    1. [初出の実例]「つひに艸本(クサホン)の作はなさねども、蔦十が趣向を咄すに任せ」(出典:黄表紙・啌多雁取帳(1783)叙)

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百科事典マイペディア 「草本」の意味・わかりやすい解説

草本【そうほん】

シダ植物と種子植物のうち,地上茎の生存が1年以上続かないもの。一年草,二年草,多年草がある。木本(もくほん)の対語。きわめて便宜的な区別で植物学上の厳密な定義はない。木部の発達の程度が低い点が木本と異なるが,両者の中間的な性質をもつ植物や,環境によって草本になったり木本になったりする植物がある。
→関連項目アカリファ|エオニウム|エキザカム|カバ(植物)|キイチゴ|キュウリモザイクウイルス|果物|クフェア|栗色土|コアラファーン|高山植物|コウヤボウキ|コマツナギ|根頭癌腫病|雑草|シオデ|C3植物|宿根草|生活形|遷移|草原|つる(蔓)植物|ツンドラ|デルフィニウム|ハギ(萩)|プレーリー|牧草|マオウ(麻黄)|マージョラム|マニラアサ|野菜|ライニア|レンジナ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「草本」の意味・わかりやすい解説

草本
そうほん
herb

木本に対する語。木本は茎の上部が発達し,多年生になっているのに対し,草本では木部はあまり発達せず,茎が概して軟らかく,1年以内に枯れる。ただし地下茎は枯死しないで何年も生残るものがあり,これを多年生草本という。

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普及版 字通 「草本」の読み・字形・画数・意味

【草本】そうほん

下書き。

字通「草」の項目を見る。

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世界大百科事典(旧版)内の草本の言及

【双子葉植物】より

…茎は真正中心柱をもち,維管束は並立型,ふつう,形成層が発達して二次生長をする。二次生長が強ければ木本,弱ければ草本になり,極端な場合には二次組織はほとんど形成されない。葉は多くは葉身と葉柄に分かれ,しばしば托葉をもつ。…

【単子葉植物】より

…茎は不斉中心柱をもち,維管束は外木包囲型,またはそれへの明らかな傾向をもつ。ほとんどのものは形成層がなくて二次生長をせず,草本性であるが,ヤシ科やタコノキ科のように,茎は多年生で木本状にみえるものもある。しかしこれらは二次生長によるものではない。…

※「草本」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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