デジタル大辞泉 「滅入る」の意味・読み・例文・類語 め‐い・る【▽滅入る】 [動ラ五(四)]1 元気がなくなり、暗い気持ちになる。「雨つづきで気が―・る」2 深く入り込む。めり込む。「見しうちに―・りて柱もゆがみ壁もこぼれ」〈浮・武家義理・四〉[類語](1)しょげる・ふさぐ・しょげ返る・ふさぎこむ・塞ふさがる・結ぼれる・沈む・曇る・鬱うっする・鬱屈うっくつする・鬱結うっけつする・消沈する・物憂い・びんびん・せつせつ・痛切・切実・深刻・ひしひし・つくづく・しみじみ・じいん・心から・切・哀切・哀れ・悲しい・物悲しい・うら悲しい・せつない・つらい・痛ましい・悲愴・悲痛・悲傷・沈痛・苦しい・憂い・耐えがたい・しんどい・苦痛・やりきれない・たまらない・遣る瀬ない・断腸の思い・胸を痛める・胸が痛む・胸が塞がる・けだるい・アンニュイ・胸が裂ける・胸が張り裂ける・胸がつかえる・胸が潰れる・胸がつまる・気を揉もむ・重苦しい・気遣わしい・憂鬱・憂愁・沈鬱・メランコリー・鬱・気鬱・気塞ぎ・鬱鬱・陰鬱・暗鬱・鬱気うっき・鬱悶うつもん・鬱積・抑鬱・憂さ・鬱陶しい・悶悶もんもん・もやもや・ぼけっと・朦朧もうろう・ぼやける・雲をつかむ・不確か・曖昧・曖昧模糊・ファジー・茫乎ぼうこ・ぼうっと・なんとなく・なんだか・そこはかとない・ほんのり・なんとはなし・どことなく・それとなしに・心なし・なにかしら・思いなしか・ほのか・模糊・茫茫ぼうぼう・漠漠・不明瞭・茫漠ぼうばく・もやくや・もやつく・ぼんやり・彷彿ほうふつ・不鮮明・鬱然・くよくよ・くしゃくしゃ・くさくさ・やるせない・くすぶる・わだかまる・意気消沈・暗澹あんたん・胸騒ぎ・怪訝けげん・いぶかしい・いぶかる・辛気・歯がゆい・いらいら 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「滅入る」の意味・読み・例文・類語 め‐い・る【滅入】 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 ( 「減(め)り入る」の変化したものとも、「減(め)る」の長音化したものともいう )① 気勢がなくなりふさぎこむ。元気なく陰気になる。ゆううつになる。沈む。[初出の実例]「指たる恩賞にあつからず貧にめいる也」(出典:中華若木詩抄(1520頃)上)② 衰微する。よくなくなる。落目になる。減ずる。[初出の実例]「都へのぼりては諸芸もめいりて見ゆる」(出典:評判記・役者評判蚰蜒(1674)小舞庄左衛門)「およそ立ものは一年あてるとそれが三年つつはきくものだ。其かはり三年も目立あたりがなひ時はまためいってくるものだ」(出典:洒落本・傾城買指南所(1778))③ 深くはいりこむ。めりこむ。[初出の実例]「千丈の堤、蟻穴より崩(くづる)がごとく、見しうちにめいりて」(出典:浮世草子・武家義理物語(1688)四)④ 酒色などにふける。はまりこむ。〔和英語林集成(再版)(1872)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by