蟠る(読み)ワダカマル

デジタル大辞泉 「蟠る」の意味・読み・例文・類語

わだかま・る【×蟠る】

[動ラ五(四)]
輪状に曲がって巻いている。とぐろを巻く。「―・っている蛇」
入り組んで複雑に絡み合っている。「老松の根が―・っている」
心に不平・不満・不安などがあって晴れ晴れしない。「不吉な予感が胸に―・る」
かがんでうずくまる。また、しっかりと根をはる。蟠踞ばんきょする。
「あたかも毘留遮那大仏が虚空に―・っているような雪峰で」〈河口慧海・チベット旅行記〉
盗んで自分のものとする。横領する。
主人金子きんすを―・り」〈浄・歌念仏

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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