雲を掴む(読み)クモヲツカム

デジタル大辞泉 「雲を掴む」の意味・読み・例文・類語

くもつか・む

物事が漠然としていて、とらえどころがないさまにいう。「―・むような話」
[類語]不詳未詳藪の中掴み所が無い不確かなんとなくなんだかそこはかとないほんのりなんとはなしどことなくそれとなしに心なしなにかしら思いなしかほのかぼけっと朦朧もうろうぼやけるもやもや曖昧曖昧模糊模糊ファジー茫乎ぼうこぼうっと茫茫ぼうぼう漠漠不明瞭茫漠ぼうばくもやくやもやつくぼんやり彷彿ほうふつ不鮮明憂鬱憂さ鬱気気鬱鬱鬱陰鬱鬱然鬱陶しい物憂い暗鬱沈鬱くよくよくしゃくしゃ重苦しいくさくさ滅入る塞ぐ塞ぎ込む気塞ぎ悶悶もんもんやるせないくすぶるわだかまる意気消沈暗澹あんたん胸騒ぎ怪訝けげんいぶかしいいぶかる辛気歯がゆいいらいら

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精選版 日本国語大辞典 「雲を掴む」の意味・読み・例文・類語

くも【雲】 を 掴(つか)

  1. 物事が漠然としてとらえどころのないさまをいう。
    1. [初出の実例]「主君の仰(おほせ)も雲をつかむ仙人住山(すむやま)もがなと」(出典浄瑠璃・浦島年代記(1722)二)
    2. 「雲(クモ)をつかむやうな事をあてにここまで参りました」(出典:人情本春色辰巳園(1833‐35)四)

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ことわざを知る辞典 「雲を掴む」の解説

雲を摑む

ばくぜんとしてつかみどころのないことのたとえ。

[使用例] 幼なじみと言える知り合いがこちらにいるはずだという程度の雲をつかむような話を[坂上弘*藁のおとし穴|1974]

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