塞ぐ(読み)フサグ

デジタル大辞泉「塞ぐ」の解説

ふさ・ぐ【塞ぐ】

[動ガ五(四)]
あいている箇所に物を詰めたり、覆ったりする。すき間や穴をなくする。「ふすまの破れ目を―・ぐ」「決壊部分を―・ぐ」
耳・目・口などを手で押さえて覆う。また、目・口を閉じる。「耳を―・ぐ」「口を―・ぐ」
行く手に物を置くなどして通行や流れをさまたげる。はばむ。「倒れた木が道を―・ぐ」「椅子が―・いでいて通れない」
場所を占めて、他に余地を与えない。「大きな冷蔵庫が台所を―・いでいる」
与えられた役目などを果たす。「責めを―・ぐ」
(「鬱ぐ」とも書く)気分がすぐれず、ゆううつな気持ちになる。「―・いだ顔」
[可能]ふさげる
[動ガ下二]ふさげる」の文語形。
[類語](1める充塡じゅうてんするまるうずまるもれるうずもれるうずめる埋め立てる埋め込むけるけ込む埋没埋設埋蔵敷設/(3閉ざす閉める閉じるたてる閉め切るふうずるさえぎはば遮断する封鎖する閉鎖する閉塞へいそくする/(6ふさがる結ぼれる沈む滅入めい曇るうつする鬱屈うっくつする鬱結うっけつする消沈するしょげるしょげ返るふさぎこむ

ふた・ぐ【塞ぐ】

[動ガ四]
ふさぐ」に同じ。
「耳を―・ぎてぞありつる」〈・八七〉
韻塞いんふたをする。
「―・ぎもて行くままに、難き韻の文字どもいと多くて」〈・賢木〉
[動ガ下二]
ふさげる」に同じ。
寝殿は―・げ給はず、時々渡り給ふ御住み所にして」〈・松風〉
方塞かたふたがりになるようにする。
「方―・げて」〈帚木

ひさ・ぐ【塞ぐ】

[動ガ四]ふさぐ。閉じる。
「目を―・ぎて我が身をだも見ず」〈海道記

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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